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不安障害(不安神経症), パニック障害の症状と治し方, メンタルヘルス ONLINE

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埼玉県飯能市双柳1-28

不安障害・不安神経症 | パニック障害神経症

不安障害

不安障害(不安神経症)・パニック障害の症状と治し方

不安神経症 これまで神経症, 不安神経症として呼ばれてきましたが、現代では不安障害, パニック障害といわれています。

さらに不安障害とパニック障害がまったく異なるものとして二分化して説明されているのが一般的です。

全般的な不安症状においては不安障害・パニック障害とも精神不安に基礎をもっている機能的なものが多く存在していることから、本サイトでは不安障害とパニック障害を同種のものとして説明しています。
(不安障がい、パニック障がいを敢えて障害と表記しております。)


不安障害の発現年齢
不安障害(不安神経症)・パニック障害、その強い不安症状から10代後半から20代、さらには30代、40代で発症する人の割合が高くなります。

不安障害

不安障害(不安神経症)の人に見られる性格傾向
病前性格は神経質、こだわりが強く面倒見のいい人が多いのが特徴です。
完全欲が強くいわゆる完璧主義、「人から認められたい」という向上心が強い人たちに多いといわれています。
そのため、少しでも体の異常や違和感、自分に不利な状況を感じると病的な不安に陥りやすい傾向にあります。

不安発作 パニック発作とは
なんの前触れもなく動悸・呼吸困難感・脱力感・めまい感・発汗・手足の震え・吐き気など複数の身体症状が強い不安・恐怖とともにあらわれます。
これらの症状は、「来たな」という発作前感覚はあるものの、突然起こって10分以内に頂点に達します。
それほど長くは続かず、通常は20〜30分、多くは1時間以内にはおさまります。

予期不安とは
不安発作・パニック発作を経験した後に「またあの発作が起こったらどうしよう」という強い不安を持つことを予期不安といいます。
この予期不安がパニック発作を誘因することがあります。
パニック発作への予期不安で頭がいっぱいになり、不安の思考が悪循環のループにおちいってしまう場合が多いとされています。
いわゆる不安症状の悪循環=「とらわれ」です。

具体的には、「また不安発作が起こったらどうしよう」→「なんか来そうだな」→「なんだか不安で訳がわからなくなってきた」→「ああ、やっぱり不安発作が起こってしまった」という具合です。
予期不安によるパニック発作の誘発は、パニック障害の特徴の一つです。

広場恐怖とは
パニック発作が起こった場所や状況に対して不安を抱き、そのような場所や状況を避けるようになることを広場恐怖といいます。
広場恐怖の対象となる場所や状況は人によってそれぞれ異なりますが、一般的には、箱モノといわれる電車やバス, 車, 飛行機, エレベーター, 観覧車など, 歯医者, 美容室, 映画館, 会議室等, 人ごみ, もしくは一人きりになる場所、逃げるに逃げられない状況が多いようです。

広場恐怖はパニック障害の症状のひとつですが、パニック発作・予期不安のようにかならず起こるわけではなく、パニック障害の人でも広場恐怖の症状が現れない場合もあります。

   パニック発作     予期不安       広場恐怖
 ・動悸(心臓がドキドキする)
・呼吸困難
・過呼吸
・脱力感
・嘔吐
・発汗
・めまい
・ふるえ
・しびれ
・恐怖感
・現実感の喪失 など
「またあの発作が起きるのではないか」という強い不安感を抱く

「〜になったらどうしよう..」と考え行動が制限される

予期不安がパニック発作を誘発することもある 
 パニック発作の起こった場所や状況に恐怖を感じて避けるようになる

人ごみ、電車・バス、車、飛行機、美容室、観覧車などを恐れる

一人での外出が困難になることもある
 不安障害  不安神経症  パニック障害


不安障害 不安障害(不安神経症)・パニック障害の症状

「不安障害(不安神経症)、パニック障害の症状を分析すると、心のからくりがみえてきます。
強い不安症状・不安発作(パニック発作)は突然起ることが多く、時間は数分間が普通ですが、中には長時間に至るものもあります。

人によって程度の差はありますが強い不安症状に襲われ、今にも死ぬのではないか、心臓が止るのではないかという不安、恐怖症状に襲われます。
症状が独特のために、恐怖感が強く現れることもあり、パニックになると声を出して人を呼んだり、自ら119番して救急搬送されるケースもあります。


不安障害 不安症状は10人10色 その複雑な心身症状
中には風邪をひいたような、だるい、歩行困難感、神経性微熱(37.4℃程度)、顔面蒼白、熱感、話すのもつらいなどの症状もあります。
うつ病、うつ状態とよく似た意欲の低下(恐怖のために起こる意欲の低下と考えます)等も見受けられます。
その他、ざっと列挙してみると次のような症状が散見されます。
 
不安症状では、口内乾操、冷感あるいは熱感、脱力感、身体諸部位の脈動感(どきどき波打つ感じ)。

めまい感(浮遊感を含む)、倒れそうな感じ、心臓部の違和感、胸痛感、胸が詰まる感じ、過呼吸、耳鳴や難聴(低音が聞き取れにくい)、のどの詰まり感(しめられる感じ)、声がこもる、上手く発声できない(声道が狭まる)。

精神が錯乱しそうな感じ、離人感覚(自分が自分でない感じ、現実でない感じ)、交感神経の亢進等による血圧上昇、歩行困難感。

心因性嘔吐・神経性嘔吐「カラアゲと呼ばれる(連続して空嘔吐や実際の嘔吐)」、手に汗をびっしょりかく、など症例を挙げれば一冊の本になる位の数があります。

これらの複雑な精神症状は身体症状をあわせ持つことが多いとされています。

なかには不安症状というより恐怖のあまり、あらゆる身体症状がいっせいに発現し脈拍は90以上150に達する症例もあり、多くは血圧も高くなると考えられています。

不安障害 夜間就寝中にも起きる「夜間パニック」
パニック障害のパニック発作は決して日中だけではありません。
夜間の就寝中にもパニック発作は襲ってくる人もいます。
ぐっすり寝ているにも関わらず、突然の発作に布団から飛び起きて「寝ていたのにどうして...?」と不思議に思い恐怖しますが、夜間パニックも昼間と同じで間もなく時間と共に治まってきます。

不安障害 外出恐怖 - 人前でみっともない姿を見せたくない
強い不安症状・不安発作を経験すると再度の発作を恐れて、常に不安症状の状態がつづき不安な連想に悩まされます。
誰もいない所で不安発作が起ったらどうしよう、電車の中で起ったら、歩行中に起ったらなどと恐れてついに外出も困難になります。

予期不安が強くなると、このように活動範囲は次第に狭められて自宅より一歩も外に出られなくなって、中には寝たきりになってしまう人もいます。

不安障害 お風呂(入浴)を恐れる人も多い
数ケ月間入浴せずにいた事例もあり、お風呂に入っても不安症状のため、シャワーで済ましてすぐに飛びでて入浴を楽しむ余裕など無いという人もいます。

これは入浴による体温上昇のために、心臓違和感、脈拍が早くなることを恐怖するためであるのと、風呂場も箱モノであり濡れた体ではすぐに逃げれないことから不安障害、あらぬ予期不安が先行するためと考えられます。
 
不安障害 血圧上昇を恐れて血圧を自ら測れない人もいる
これは、自分で血圧を測るとその時点で緊張し交感神経が活発になり高めの数値が出てしまうことが理由です。
血圧恐怖の場合、寝ている以外は正確な血圧が測れない。

これらは心電図はもちろん血糖値にも同様の報告があり、強度な緊張や恐怖の中で検査をすると高めにでてしまうといった報告もあります。

不安神経症

不安神経症 美容室 歯医者 新幹線などが苦手なわけ
美容室(散髪)や歯医者に行くことを嫌う人はかなり多いといわれています。
これは、じっとして気を紛らすことがなく、逃げ場もない場所で不安症状に直面するので、いつも以上に不安を強く感じるためです。
大勢の人前で「みっともない姿を見せてしまうのではないか...」と想像すると居ても立っても居られなくなるため不安がいっそう強く感じられるのです。
 
乗り物(電車、新幹線、観覧車、バスなど)も同様です。
数回の不安発作(パニック発作)を経験すると、もはや発作はほとんどなくなっていても、いつ起るか分からないという予期恐怖のために不安症状が慢性化しているのが特徴です。

しかし、逃げていてはいつまで経ってもこれらの不安は解決しません。
だからといって、無計画に恐怖突入してもなりません。
自分がどこまで回復しているか...と気分本位に症状を試すのではなく、必要だから行く、行かなくてはならないから乗るといった行動本位が勝ち癖に繋がると考えます。

不安障害 外出時の行動 - 病院の場所を確認する
外出時の行動を集計すると以下のような行動が散見されます。
 1)あらかじめ緊急に診てもらえる現地の病院を確認して外出する

 2)授業や講義、あるいは映画館鑑賞などの場合は出口付近に座る場所を確保する(出口より奥には座らない)

 3)移動手段としては電車は特急・急行ではなく各駅電車にする、バスではなくタクシーを利用する

 4)箱モノ(電車・バス・新幹線・飛行機・観覧車、エレベーターなど)すぐに逃げ場がないものには不安症状と長い時間直面して気を紛らわすことが不可能なため乗らない。

 ※強い不安・パニック障害では、美容室(床屋)や、病院でのMRI検査、歯医者などは気を紛らわすことが困難な理由から苦手な人が多い。

 5)外出時には親に付き添いしてもらうなどの行動が見受けられます。

不安障害 不安障害・パニック障害 - 嘔吐が止まらない?
強い不安症状・パニックでは、時に強い嘔吐症状を伴うこともあります。
数回で終わる嘔吐症状から、断続的に嘔吐症状が何時間も続くケースとまちまちです。

多くは心理的な要因・交感神経の亢進から発現する嘔吐で心因性嘔吐・神経性嘔吐(吐く前で止まる嘔吐症状は俗にいうカラアゲ)と呼ばれています。

胃の中のモノを吐くというより、「不安や恐怖を外に追い出す行為」と考えると分かりやすいかもしれません。

交感神経が暴走すると、嘔吐が止まらない激しい症状から夜間救急外来で処置を求めることも多くなります。
何度も嘔吐症状を繰り返す場合は念の為、精密検査(甲状腺機能ほか複数項目)をして心因性以外の疑いをルールアウト(除外)するのが良いでしょう。

これらを検査した結果、再度の発作襲来時において適切な処置が可能となると考えます。

不安障害カウンセリング 自宅では一番元気?
不安障害といっても、見た目がとても精神疾患とわからないため(元気なため)周囲の家族から「気の持ちようだ、しっかりしろ!」など理解がなされない当事者も多い。
このため当事者と家族との間に溝が生じてしまう場合があります。

この理解されないという気持ちが当事者にとって気分を害して引きこもってしまう人、逆に「やけのやんぱち」を通って自立をされていく人もいます。
しかし、皮肉にも親御様から当事者への過干渉から、いつまでたっても精神的自立がなされないケースも多いとされています。

不安障害 治し方 また起こりはしないか・・常に心身の観察
一度この不安症状・不安発作を経験した人は、また起りはしないかという予期恐怖を持つようになり、ほとんど無意識的にも心身に異常はないか、違和感はないか・・と心身にアンテナを張ってモニターしている状態になります。

ここで違和感をひろってしまうと、その違和感に不安して病院へ向かう人もいます。
そして行った先の病院で医師や看護師から不安になる発言をされると、さらに不安感にとらわれて悪循環に陥ります。
こうなると、不安感を上書きするために、新たな病院を探すことになります。

このような病院めぐりが不安感をますます固定することになります。
それで何かの機会に以前の恐ろしい不安症状・不安発作の連想が浮び、はっとして胸の感じに異常をきたすと「来たな」という恐怖が反射的に起りドキドキ感が高まってきます。

しかし症状をもつ人たちはこの不安症状・不安発作の恐しさに夢中になっているので、自分の心の「とらわれ」、からくりには少しも注意が向いていないのが普通です。

精神的条件から起るものとは自覚せず、何か悪い病気であると疑い、ますます不安症状、不安発作に対する「不安」を持つようになります。

不安神経症 「笑う」ことで不安が消えていく体験談?
不安障害の人たちにとって笑うことは何より大切なことです。
多くの不安障害は、なんとない不安に覆われ、常に心身の変化にアンテナを張り巡らしている状態です。

このような戦闘モードの心理状態では交感神経も活発になるのは至極当然かもしれません。
これらがより不安を招き、耐え難い身体症状に姿を変えていくのです。

不安症状(とらわれ)が強度になると、長きにわたって不安と戦うことになります。
不安が強い場合、お薬は松葉杖的に有効です。
突発的な不安発作や強い不安症状にはその消火作業として薬は携帯しておきたいものです。

しかし、戦闘モードのような心理状態でも、ふとした事で笑ったり、TVや映画に夢中になって家族と会話が弾んだ瞬間、不安症状がまるで潮が引くように消失したという体験談が多くあります。

潮がザッーと引く、ギアチェンジした、スイッチが変わった、しっぽが切れた... 体験談にはいろんな表現がありますが、笑うこと、心が弾むことにより不安症状が消失する経験をされた人も多いのです。

不安の解決は、このような体験を通じて不安障害の正体、自分なりの対処法が理解できると考えます。

不安障害 常に何かをしている生活を心掛ける
不安障害の克服(全治)に向けてもっとも大切なことは「常に何かをしている生活」です。
言い換えれば「病気をしている暇がない」と言えるようになればしめたものです。

私どもの統計では、不安障害の場合、その強い不安症状から徐々に生活行動が狭くなっていき、布団で横になる時間も増えている傾向にあります。

太陽に当たることもなく、家でじっとしている生活では、一般の人でさえ正常な精神を保つほうが難しくなります。
不安障害の人が、「自分はひどい精神病ではないか、精神が異常になっているのではないか...」と訴える要因には「じっとしている時間、不安と向き合う時間」が多くなっているように感じます。

つまり、不安の正体は、不安を無くそうとする心の操作と考えることができます。
皮肉にも、不安症状が辛いから、横になって休息する ⇒ 心身の観察をする・不安と向き合うことになる ⇒ 不安症状やパニック発作を誘因するといった方程式が成り立ちます。

これらを理解したうえで生活態度を見直したいところです。
神経質傾向の不安障害の場合、少々無理しているかな...と感じるくらい活発に動くことで一般の人たちとも帳尻が合い、丁度良いように考えます。
 
神経症 不安は人間らしい反応
30代から50代にかけて多いのが自分が10代20代の頃と比べて体力や健康が明らかに落ち不安障害たとする悲観的不安、そして守るべきものが多い(子供や配偶者、親など)からこそ起きる誰もがあるべき不安、経済的な不安。
これらがトリガーとなって一気に不安症状を発現させることがあります。

若いころとは身体的にも生活環境も異なっており、守るべきもの(人)が多くなれば結果として不安に陥りやすいのは、ごく人間らしいことであります。
しかし、不安症状のため日常生活に支障がでてくると、外来加療・投薬治療等を必要とすることもあります。
不安障害

不安神経症 パニック発作 パニック発作時の症状
パニック障害にある不安発作(パニック発作)は次ぎの症状のうち、4つ以上(またはそれ以上)が突然に発現し、10分以内にその頂点に達すると言われています。

これらのパニック発作は極めて不快なものですが、生命をおびやかすものではありません。

ひとりでにやってきては去っていく、不安症状に過ぎないことをはっきりと認識することが大切です。

1.動悸・心悸亢進(洞性頻脈)・心拍数の増加
2.発汗
3.身震い、または震え
4.呼吸困難感、過呼吸、過換気
5.胸痛または胸部不快感
6.吐き気または腹部の不快感
7.めまい感・ふらつく感じ・頭が軽くなる感じ・または気が遠くなる感じ
8.現実感喪失(現実でない感じ)・離人症状(自分から離れている)
9.コントロールを失うことに対する、または気が狂うことに対する恐怖、精神病恐怖
10.死ぬことに対する恐怖
11.異常感覚(感覚麻痺またはうずき感)
12.息切れ感または息苦しさ
13.冷汗または熱感
不安障害
不安障害 不安症状 その心のからくり

不安症状が精神のからくりから起るということは、まず第一の不安発作の起った動機を見るとよく分かります。
もう少し不安障害・パニック障害について詳しくみていきましょう。
不安障害(不安神経症)・パニック障害は突然起こる不安・恐怖発作が中心症状です。

それに、心臓が急にドキドキする心臓不安、呼吸困難感、手足の冷汗、脱力感、精神病恐怖(精神異常をきたすのではないかという不安)、心身のあらゆる異常感覚・不安症状が加わり、それによって発作のタイプが違ってきます。

神経症 救急車で病院に着く頃には落ち着いている?
不安症状・不安発作が起こると強烈な不安・恐怖を我慢できず救急車で病院を受診することがよくあります。
病院に着いた頃には、発作はよくなっていることがほとんどです。
検査を受けても何の異常も見つかりません。

心電図等で治療の必要のない不整脈などを指摘されることもありますが、発作の原因になるものではありません。
不安症状・不安発作は一過性のもので何の後遺症もなく治まります。

神経症 医師や看護師の言葉・態度に敏感
神経質傾向の不安障害(不安神経症)の人たちは、安心を求めて何度も病院に行くのですが、逆に不安を持ち帰ってくる事もしばしばです。

診察時、医師の顔つきが深刻そうだった、何か隠しているような感じだった、医師や看護師が首をかしげた、医師や看護師のあの言葉が気になるなど様々です。

採血や心電図、CT・MRIなどを見て医師が説明する場面で、医師の顔つきや行動・空気感を読み取るその鋭敏感覚、徹底さは不安障害(不安神経症)の特徴です。
 
まだなってもいない病気に恐怖するのが不安障害(不安神経症)であり、取越し苦労が極めて多いのが特徴です。
裏を返せば、不安恐怖をしているうちは大丈夫なのです。

しかし「取越し苦労をして心配しているうちは大丈夫なんだ」と思い言い聞かせても、そのこだわり、徹底的、完璧主義な性格から知的解釈も歯が立たないのが不安障害(神経症)の特徴です。

心臓神経症 パニック障害・常に逃げ場を確保 箱モノが苦手不安症状・不安発作を繰り返しているうちに、不安発作が起きたらどうしよう...という予期不安のために、単独で外出できなくなったり、1人でいるのが困難になったりします。

飛行機、新幹線、急行電車など、不安発作が起きたときにすぐに病院に行くことができない状況が特に苦手です。
外を走る電車には乗れるが地下鉄がだめ、空いている電車はいいけれども満員電車には乗れないという人もいます。

新幹線・観覧車・バス・特急急行電車などすぐに逃げ場が無いものが苦手なのです。
これは乗り物が恐いのではなく、乗っているときに起こるかも知れない不安発作を恐れているのです。

神経症 安心な自宅でなぜ不安が強くなるのか
不安障害(不安神経症)の人たちは、人前でみっともない姿を見せることが怖いのであって、乗り物が怖いのではありません。
これらの不安症状・不安発作を恐れて逃避行動を繰り返しているうちに、外出できる範囲はどんどん狭くなっていき、家から一歩も出られなくなる人もいます。

家から出れなくなると今度は、じっとして暇と向き合うため、より心身の違和感や不安症状に注意が向きやすくなります。
このため、不安症状を誘因しやすくなります。

神経症 布団へ逃げ込むとますます不安?
不安を無くすため悪戦苦闘してがんばったけれども結局、自宅で静養することになった人も大勢います。

しかし、自宅(自室)へ逃げ込んだけれど、逆に不安を強めてしまった...とする不安障害特有の「矛盾」が生じます。

不安症状が辛くて布団に横になると、じっとして「暇」と直面する余り注意の集中が逆に心身の症状に向きはじめます。
つまり、「暇」は不安・恐怖症状をジャッキする誘因するものでもあるのです。

家に逃げ込んだものの、注意が症状に集中するあまり精神的違和感を生じます。

このため不安恐怖してパニックを誘因しやすくなるのです。
じっとしているよりも行動しているほうが良い、健康的な生活のほうが良い、といった経験則をどうやって打ち出すのかがポイントになります。
 
不安障害(不安神経症・パニック障害)は健康人らしい生活が求められます。
病人としての行動、不安症状・不安発作を恐れてやるべきことをやらなくなったり、電車で行けるのにタクシーを使ったりするようになると、このように実害が出てきます。

不安発作そのものは恐れることはありませんが、日常生活に支障が出るのは問題です。

不安障害 不安が恐怖に変わる?
耐え難い脱力感、言葉を出すのも辛い...という場面が不安症状にはつきものです。
不安を感じると、人によっては過度な不安から、不安が恐怖に移行するといったことも往々にしてあります。

腰が抜けた、腰くだけという言葉を耳にしますが、まるで腰を抜かしたかのような脱力感、歩くことも辛い、言葉に出すのも辛い...など、まさに不安が恐怖に姿を変えて出たような状態ともいえます。

不安神経症 不安発作がなぜ起きるか
不安障害(不安神経症)パニック障害は不安発作を起こして病院で検査してもらっても、どこも異常がないと言われます。悪いところがないのにどうして苦しくなるのでしょうか。

それは、ものの考え方や行動の仕方が原因です。
めまい感がする、急に不安になる、脈が速くなるなどのことは、健康な人でもよくあることです。
普通は誰でもあることだと思って気にとめません。

しかし心配性で、病気ではないかと気にしやすい神経質傾向のある人は、些細な不調でも、病気のせいではないかと気にします。
病気だと思うと、ますます不安になります。
不安になれば注意は身体の状態観察に集中します。
そして身体の症状を敏感にとらえ、さらに不安が大きくなるという悪循環に陥るのです。

不安神経症 不安にとらわれ、病人としての行動がはじまる 
この悪循環に陥り不安が固定化されてくると、病人としての行動がはじまります。
例えば、

・救急車で病院を受診する
・脈拍数や血圧、心電図など検査を何度も求める
・心身の違和感がおこる度にインターネットで症状を検索する
・病院めぐりをする、ドクターショッピングを繰り返す
・発作が起こりやすいと思う所へは行かないようにする
・ただちに安心を求める行動をする、結果を求める行動をする
・家族に病人としての同情を求める、症状の愚痴が多くなる
・自分の症状がどこまで良くなったか確かめる行動を繰り返す
・自分がこれだけ苦しんでいるのに...と自分本位になる
・誰も理解してくれないと不安になり、不平不満、わがままを言う
・家族がいるのに心理的孤独に陥り、ひきこもりがちになる
など不安症状を中心とした生活になることです。

誰にでもあることを重篤な病気ではないかと考え、それにとらわれ心身の状態を常時観察している状態です。
不安に注意を集中することによって、より不安が強度になるます。

仕事や学校を休むことになると、家で暇ができるため、ますます病人らしい行動になることが不安症状を長引かせる大きな要因です。

不安神経症 身内の過度な心配(過干渉・共依存)こそ不安症状を亢進させる?
強い不安症状やパニックが襲ってきたときの事を冷静に思い起こしてみてください。
不安を訴えた時、これに反応(心配)して家族が過干渉になっていないか、考えてみたいところです。
 
不安を訴えたとき、家族が焦り発する言葉や顔つき、あるいは本人に成り代わり病院に助けを求めるその行動が、ますます不安症状を強めている事例もあります。
過干渉・共依存なら尚更です。

一方、不安を感じ不安を鎮めようとする心の操作、あらゆる事態に心の準備をする「こころのやりくり」が輪をかけて、緊張と不安を亢進させている事もあるのです。

「不安の正体は不安」という言葉が有るように、不安を鎮めようとしたところ、結果として逆の反応が出ることも不安障害の特徴です。

胃腸神経症 健康人らしい生活に切り替える
では不安障害(不安神経症)・パニック障害を治すためにどうすればよいのか。
これら不安感や不安発作がどうして起こるようになったのかを考えれば分かります。
一言で言えば病人らしくせず、健康な人間として行動することにあります。

つまり、自分を病人として扱えば根治は難しくなり、健康人として扱えば不安解決も早まることが期待できるということになります。
「自分は病人である」という意識がますます「とらわれ」を強め、その暗示効果から不安症状も固定されることになります。

症状を言葉で発する、ということは心に留め置くのと異なり、症状が確定的となり本当にそうなってしまいがちです。

例えば、「具合が悪い...」と心で思い留めるのと、家族や友人に「具合が悪い...」と言葉に出すのでは症状の感じ方もまるで異なります。

その辛さから家族に同情を求め、症状の愚痴を言う光景を目にしますが、必要以上に症状を言うことは気を付けたいところです。

不安神経症 そもそも健康とは何か不安障害
健康とは不快感や悩み、そして不安がない状態をいうのではありません。
気分爽快で何の苦痛不安もなく毎日を過ごしている。
このような状態が健康だと思うかも知れませんが違います。
 
健康な人でも、気分がすぐれなかったり、身体の具合が悪く感じたりすることはあります。
しかし少々心身の違和感を感じることはあっても、こんなこともあると思って暮らしているのです。

精神的にも、不安や悩みを抱えているのが普通です。
このように誰もが体や将来の不安を抱えて暮らしているのです。
ある程度の悩みや不快感、不安を感じながら、たいした支障もなく生活が出来ている。
これが健康というものです。


不安神経症 不安症状から逃げないこと
不安症状・不安発作が起きないようにとばかり考えて、発作が起きやすい状況を避けて生活していると、いつまでも治らないで何年も苦しむことになります。

ある医師は、長年不安発作(パニック発作)で悩まされていた女性に対して、次のように言っています。

  「今夜就寝するときに、その発作が最も起こりやすいという体制をとり、自分から進んでその発作を起こし、しかもその位置のままで苦痛を忍耐し、かつ発作の起こり方から、その全経過を熱心に詳細に観察するようにして下さい。そうすれば私は、あなたのその体験によって、将来けっして発作の起こらない方法をお教えする。

 もしこのために、今夜いかに激しい苦痛があって、徹夜するようなことがあったとしても、長い年数の苦痛と不安を取り除くことができれば、充分それを忍耐する価値のあることである」 「森田正馬著・神経質の本態と療法」より

 この女性は直ちに教えられたとおりに実行しましたが、発作を起こすことはできず、間もなく眠ってしまいました。
このときから不安発作に対する不安は無くなってしまいまし不安発作た。
不安障害はこのように瞬時にして心構えを体得して治ることもよくあります。

不安神経症 不安発作のやり過ごし方
   不安は夕立のようにやってきて、夕立のように去っていく

パニック発作、不安発作が起こってきたときには、どうすればいいでしょうか。
不安・恐怖の発作は一過性で、時間が経てば跡形もなく消えて何の不安障害害も及ぼしません。
ただ一時的に怖い思いをするだけのことです。

不安発作が起こってきたときは、このことを頭に置いておけばよいのです。
夕立が過ぎ去るのを待つように、発作をやり過ごすことです。
この経験を何度か繰り返していくうちに、発作は起こっても何事もなく消えてしまうこと、怖いものではないことが体験的に分かってきます。
 
1人で電車に乗った場合などは、恐怖感が強く、逃げ出したい衝動に駆られます。
このとき忍耐して最後まで続けることが大事です。初めのうちはかなりの我慢が必要な人もいます。
これは自分1人でやら神経症なければなりません。

やがて不安が起こっても動揺することは少なくなります。
さらに進むと、不安発作のことなどは考えなくなってきます。
不安発作に注意を集中して、そのことばかり考えていることがばかばかしくなってくるのです。
どうしてあんなつまらないことで悩んでいたのだろうと思うようになるのです。

職場まで電車で行きたいという気を起こせば、車内で発作が起こったらどうしようかという心配も出てきます。目的を達成したいという気持ちと不安とが戦うのです。

目的を達成するための行動を続けるのか、不安に負けて逃げてしまうのか、どちらをとるのかがとても大事です。
不安発作を起こさないように逃げの行動を続けていると、回復も遠のくと考えます。

不安神経症 不安のあるなしにこだわらない
不安障害(不安神経症)・パニック障害、どうなれば治るのですかと聞かれることがよくあります。

治るということは、何の不安も心配もなく外出できるようになることではありません。
それを目指してしまうと、逆に不安は強くなります。
治るとは不安に対する心構えが変わることです。

不安なままでいることと、不安であることで悩むこととの間には、大きな違いがあります。

例えば、冬の寒さの中を歩くのは、つらいものです。
このときは、ただ寒い思いをしているだけです。
寒く感じている自分について、悩んだりはしません。
 
外出時に不安になったときも、これと同じです。
ただ不安なままに先に進んでいけばよいのです。
不安はあってはいけない、発作を起こさないようにしなければと思うとき、不安であることが悩みになります。
不安と戦わず、ただ感じるままにしていれば悩みにはなりません。

不安症状はあってもなくてもよい、それよりもはるかに大事なことは目的を達成することだという心構えができたときが治ったということです。

治ったからといって、何の不安もない境地に達するわけではありません。
不安が起こっても、それをあるがままに受け入れて、不安と戦わなくなるだけのことです。
そうなると不安が起こっても、不安でいるだけで、不安だからと言って動揺することはありません。
 
不安が強い人に見受けられる行動として、病院めぐり、あるいは夜間の救急外来に頻繁にかかるケースがあります。

ご存知の通り、一通りの検査をしてルールアウト(疑った疾患を検査結果により除外すること)をしたのであれば、むやみに夜間救急等にかからないことです。

あなたをよく知らないドクターならなおさらです。
多くは逆に不安な事を言われ、ますます心配になるか、心無い事を言われて帰宅する場合が多いため用心が必要です。

不安障害

不安障害 不安と戦わない心の態度 - あるがまま

不安神経症  不安障害(不安神経症)といわれる症状で、日常生活に支障をきたすほど「とらわれて」こんがらがった人たちが、5分から10分程度の診察とお薬のみの処方で、不安症状を解決することに問題意識をもっている人も少なくない。
 
もともと不安症状を持つ人たちは神経質な傾向がある。
性質は内向的で、意識性が強く、人から評価されたい、認められたい、よりよく生きたいという強い欲望、向上心に満ち溢れている人たちが多い。

このため、その心の裏側として、日常の生活で常に不安になりやすい。
この不安の心理状態を自分の現状に「あってはならない」と直感し、その不安と戦い、あるいは心の外に追い出そうとしてしまう。

そのため不安症状がより大きく意識されて、その不安症状に追いかけられて、常時不安と戦う状態(心の葛藤)が常住してしまう。

つまり「煩悩(ぼんのう)の犬、追えども去らず」になり、不安を相手にして追った結果、逆に追われることになった。
ここから出発して「とらわれ」にまで発展し、身動きがとれない状態が続きいつも症状を探して、まるでアンテナを張ったような状態になってしまう。
 
不安障害(不安神経症)は普段誰にでもある小さな心身の違和感に注意を向け、その注意を向けたことによって拡大して意識し、遂に注意がそのことに固定して取れない状態になった「とらわれ」と考えます。

その発展の過程は、身体症状・精神症状とも苦しいから逃れようとしたり、気を紛らわし意図的に忘れようとしたりと、本来自分に「当然」浮かんでくる人間らしい意識を、自分の都合のよい状態にしようとした為に、深入りし身動きができなくなったものであります。
不安障害の解決には、このようにまず心理的からくりを知ることが大切です。

不安症状はいわゆる気合いだけで解決できる場合もありますが、一定のところまで「とらわれ」が強度になって不安障害(不安神経症)にまで発展した大部分は、気合いだけでは解決することが困難な場合が多いと考えます。

この気合いや家族会議だけではどうにもならないことは、不安症状をかかえる人たちの多くは体験的に知っています。
もともと不安症状に陥る人たちは仕事をさせれば出世される人も多い。
頭も良い人が多い。
いつか見てろよ、と欲望に満ち溢れている。
一匹狼で野心に満ち溢れている人も多い。
このため、ちょっとした不利な状態になるとすぐに不安に陥ることは冒頭で述べた通りです。

いつも思うことでありますが、自らの体の異変に「びくびくはらはら」しながら常時、内向的に不安症状(病気を気にする、病気を探す状態)を抱えて悩み苦しんでいるエネルギーを、ひとたび外交的に社会に向け発進すればどうなるか。これは頼もしいにつきる。

不安障害を克服した人たちの心の態度は、内向的→外向的に修正されますます社会的地位も高く邁進されている人たちが多いのです。
事実、私どもの周辺から実社会へ羽ばたいていった多くは社会的地位も高く活躍されている人が多い。

このように、今後将来ますます活躍されていく皆さんにとって不安障害・パニック障害等は「神経質として通らなくてはならない人生の道」なのかもしれません。
向上心があるからこそ心の葛藤がおきるわけですから。

満員電車に乗って「気持ちが悪い、ドキドキする、倒れたらどうしよう」という経験は誰でも有ることです。
しかし神経質で不安障害の人たちは、ここで「深刻な病気の前触れ、症状なのではないか?...」と考えて執着し、ごちゃごちゃと「とらわれ」てしまう。

普通の人であれば、「こんなこともあるさ」で通り過ぎる心身の違和感を、過度に病的異常と考え込むのが不安障害(不安神経症)であります。
この「とらわれた」考えの差こそ、普通人と不安症状をもった人との間一髪の差でもあり、違いでもありましょう。

このように誰にでもある心身の違和感に注意を向け、そのことを異常ではないか、気が狂ってしまうのではないか、と意識しそれを取り去ろうと心を操作した為に、不安が雪だるま式に拡大したもの、これが不安症状です。

そこで、その不安から逃れようとしたり、忘れようとしたり、重い病人として自分をあつかう一切の「はからい」をたたなくてはならない。
「はからい」をたつとは、断とうと努めるのではなく、そのままに、あるがままに受け入れていく時、全治へ向けた心理状態があらわれてくる。
つまり、「不安を取り除こうとした、不安と戦ったそのものが、不安の姿」なのであります。
 
いつも不安症状に注意が向いて寝込んでいる人たちが、不安と戦うことを辞め、そのエネルギーを本来必要な仕事や家庭などに目を向けていくことを願うまでであります。

又、「自分は弱い」と悲観する人が多い。
しかし、これは少々異なるように思う。
例えば、あなたの症状を道行く一般の人が体験するとおそらく立っていることさえ出来ないでしょう。
むしろショックのあまり寝込んでしまう一般人が多いのではなかろうか。
その点、あなたはこのように転んでは這い上がり、また転んでは起き上がろうとする。
これは「勇者」に等しいと思う。

このストレス社会の世の中で転ぶのは簡単であります。
大切なのは、転んだあとどうやって起き上がるのかです。
このような苦しい症状の中、誤解を恐れず申せば、外出は苦手でも、もしかすると家の中では一番元気なのはあなたかもしれません。
それほどに皆さんの心根は強いのです。

不安症状を抱える人たちは、遠い先祖からの遺伝的なものと、今まで生きてきた何十年間の家庭環境、および外部環境があいまって「あなた」という赤い花が咲いた。
しかし、不安症状の人たちは「白い花になりたい」という。

そうではなくて、赤い花のまま不安と戦わず、本来のあなたに存在する欲望を内向的から外向的に発進することで、これから深く太い根の凛とした花のように開花することができると考えます。

眠れる夜あり、眠れぬ夜あり。不安の強い日も鬱の日もあり、無い日もあります。
症状はこのように天気のように、ころころと変わります。
あてにならない症状を気にするよりも、あてになる自分の行動こそ目を向けていきたいところです。

「外相(げそう)整いて内相(ないそう)自ら熟す」という言葉があります。
 
服装を例にとれば日中いつまでも寝間着(パジャマ)のままでは心も晴れては来ません。
化粧も同じです。
言葉も同じです。

皆から「今日の調子はどうか?」と聞かれたら、少々具合が悪くとも「お陰様で良くなりました」と言いたいものです。

症状の愚痴を言っている間は内相(ないそう)も熟してはきません。

「健康人らしくすれば、心も自ずと健康になってくる」というのが、不安障害(不安神経症)解決の鉄則であります。

現在は悪戦苦闘の毎日かもしれませんが、いつの日か、笑って皆さんとお会いできる日を私たちは願っております。

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