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強迫性障害・強迫行為・強迫神経症の病院搬送は, メンタルヘルスONLINE。

強迫性障害・強迫観念(強迫神経症)OCD

強迫性障害

強迫性障害の症状・強迫性障害の治療法 治し方

強迫性障害 強迫性障害(強迫神経症)とは
強迫性障害(OCD)はこれまで「強迫神経症」といわれてきた病気です。
強迫性障害とは、強迫観念と強迫行為という「強迫症状」を主体とし、強迫症状が進むと職場、学校、家庭での生活に支障をきたしてきます。強迫性障害
支障の程度はさまざまで、書類の確認や自分がおこなった行為などを確認するために仕事が遅れがちになるといった程度のものから、不潔恐怖が顕著になり外出困難になるといったもの、本人にまったく病識が無いものまで大きな差があります。
共通していえることは、強迫性障害(強迫神経症)は他人からみると馬鹿げたことでも症状を抱えた本人からすると真剣な問題である点です。
有病率は、精神科や心療内科で治療を受けていない方も含めると、全人口の1〜3%ほどと考えられており、決して稀な病気ではないのです。

強迫性障害 よく発症する年代 
発症年齢の幅は広く、児童期から老年期にまで広がります。
症状は年代によっても少し異なり、児童期に発症する場合には、自分の強迫症状に対して「ばかげている」という自覚が少ないようです。最も多い発症年齢は、15歳から40歳くらい。
しかしどの年代に男女いずれが発症しても不思議ではありません。

強迫性障害の症状 
強迫性障害の行為を強迫行為(儀式的行為)といいます。
自分でもばかげていると思いながら、儀式的に繰り返し行う行為です。
たとえば、次のようなものがあります。
(1)手洗いを念入りに何回も繰り返す、シャワーを何時間も浴びる、家中を執拗に磨くといった、清潔に関するもの。
(2)戸締まり、コンセント、ガスの元栓を何回も見直すといった確認に関するもの。
(3)必要以上に読み書きを何度も繰り返す。
(4)部屋の出入りや椅子の立ち座りを繰り返すといった儀式的行為。
(5)階段を上がるときに段の数を数えるとか、食堂に入ったときに椅子やテーブルの数を数えるとか、何でも数を数えてしまう。
(6)机やテーブルの上に置かれたものをすべてきちんと整理し、並べないと気がすまない。
(7)つまらない配達物を集めて入念に目を通す、古新聞や不要なものまで貯め込む。
(8)アルコール消毒をしないと物が触れない。手袋をしないと触れない等の不潔恐怖や、ばい菌恐怖でティッシュや水、アルコール消毒液を大量に使用する。
このほか、色々な強迫行為(儀式的行為)があります。

強迫性障害 強迫性障害「わかっているけど辞められない・儀式的行為」

強迫性障害の症状を持ち合わせる性格の人はより良く生きようとする生存欲が強く、また完全欲が強い。その結果として、心に起こるいろいろの自分に都合の悪い不安になる観念を、自分がより良く生きることの障害になり、脅威になると直感して、その観念を自分の心から追い出そうとして戦う。
そのことから逆にその観念に追われることになる。

「煩悩(ぼんのう)の犬追えども去らず」ということがある。
犬を追わなければ、吠えられなかったのに、追ったばかりに、吠えられることになる。この時と極めて似た状態にある。この追ってくる、吠えてくる観念を強迫観念という。このような心のからくりから、いろいろの精神的葛藤を起こして長年月、心の自由を失うことにもなる。
この状態を強迫性障害(強迫神経症)といいます。
 
家族に何度も確認させ、保証を求める「巻き込み型」
一般的に強迫行為が日常生活に多大な影響を及ぼすようになり、目安として1日に1時間以上費やすようになったら、病気と考えて受診するのが望ましい。
自分で確認するだけでは安心できず、他人や家族に何度も確認させ、保証を求める「巻き込み型」(他人を巻き込むという意味)といわれるタイプもあり重症の人に多くみられます。
 
その他、強迫観念が湧いて、その方にばかり心をとられて勉強仕事が十分できない雑念恐怖、縁起恐怖といって「し」「4」の字が「死」を悪して縁起が悪い、更に発展して13日は1+3=4になるから縁起が悪いと感じる人もいます。
外出時、電車の中で喪服の人に会ったとか、仕事中に症状が出たときに持っていた物は縁起が悪い、気持ちが悪いとして、その時持っていた物をすべて捨てる行為、足を踏まれたので縁起悪くて、一回自宅に帰り出なおさないと落ち着かない、と何回も行きつ戻りつする症例もあります。

先端のとがったもの、あるいはガラスの破片などが気になりどうにもならないという尖端恐怖がある。
とがったものはどこにでも満ちているので八方ふさがりで外出困難になる人もいる。
又、癌ではないかと恐怖する疾病恐怖は随分多い。

ゴミ恐怖(不潔恐怖)も多い。
これも強迫性障害に属するケースであり、勉強しようとする机の上、家中のゴミが気になり、それを取ってしまわないと気がすまない、服についたゴミが気になるというものもある。
この不潔恐怖はきわめて多い。便所に入った時何度も手を洗う。一日中、手を洗う人も多く、風呂に入るといつまでも洗っていて、半日以上風呂場から(あるいはトイレから)出てこられない人もいる。不潔恐怖、ゴミ恐怖は強度の強迫行為になるものも多いのが強迫性障害の実際であります。

強迫行為 強迫性障害 治し方 家族や周囲の人の対処法 
 強迫性障害の初期には、本人が「家族に知られるとおかしく思われるのではないか」と悩み、まったく話さないことがあります。早期に発見するのは困難なことが多いのですが、手洗いやシャワーの時間がやたらに長いとか、確認行動を頻繁にしている場合は、早めに専門医へ受診することをお勧めします。
 
強迫症状が進むと、家族を巻き込み、自らの強迫行動を監視させたり、代行行為を頼むなどといった症状がみられます。原則として家族は従わないことが重要なのですが、
かえって悪化させることもあり、主治医と十分に相談して治療法や家族の対応を考える必要があります。
                               
強迫性障害 強迫行為の症状 一例
 何回となく繰り返す行為で最も多いのは、不潔恐怖である。便所から出て、何回も手を洗い、数時間洗ってもきりがつかないものもある。一般に不潔恐怖の人はドアのぶ等を入念にアルコール消毒をしたり、手袋をしないと物に触れないなどがあります。また、物を置いてある場所や行動の順番などにこだわるケースも多く、家庭内で同居に支障をきたす事例もあります。
強迫性障害 専門病院
 強迫観念 第1例 22歳 男性 
 この5年で強度になった。風呂に入るのにいつまでも限りなく体を洗っている。そのために昼入っても夜まで数時間風呂に入る時間がかかる。
手を洗い始めると半日位洗っていてけりがつかないという。A大学で3年間、入院精神分析的集団療法をやっても少しもよくならず、同じような症状を続けていた。

 強迫行為 第2例 31歳 男性 
 仕事ために地方に出張する。地方で会った人に何か失礼のことがあったような感じがして、今一回出張して確かめないと不安で落ち着いていれない。一回行って来ても東京に帰ると、また出張して聞きに行かないと不安で仕方がない。行きつ戻りつして生活がめちゃめちゃになってしまった。

 強迫性障害 第3例 25歳 男性 
 道ですれちがった人にぶつかって倒したのではないか、用水路の近くでは、その人を溝の中に落としたのではないか、と不安になり何度も確かめないと不安で仕方がない。
それがこの一年で強度になって、そのために行きつ戻りつして、半日位費やしてしまうようになり、普通の生活ができなくなった。強迫性障害
 強迫行為 第4例 39歳 主婦
 戸締りを何回見回っても不安になった。それがこの2年で強度になり、10回,20回と見て回り、ついには一晩中見て回り朝になった。

 強迫性障害 第5例 36歳 男性
 元々神経質な性格ではあったが、社会人になった頃から不潔恐怖に陥った。外出先のドアノブが触れず、家に戻ってもドアノブが汚染されているような気がして触れず、代わりに家族に開閉してもらうようになった。入浴の際にも、洗う順番があり、シャワーで体を流してもばい菌が落ちている気がせずに、何時間も体を洗い流すようになり遂には、入って出るまで数時間を要するようになった。これは便所も同じことであった。わかってはいるけど辞められないのであった。 

強迫性障害 病院
 
 強迫神経症 一般に、強迫性障害(強迫神経症)には軽度の強迫行為を伴っている場合が多い。しかしこれは強迫観念の軽快していくにつれて、強迫行為の方もよくなっていく。しかし強度の強迫行為のときは、本人の生活がより強く障害されている場合が多い。
強迫性障害には森田療法といわれている書籍も多いですが、これらの人達が森田療法に訪れて来た場合、説得してもほとんどが歯が立たないのが一般的である。

また、強迫症状が強度になってくると、手洗いや不潔恐怖であるにも関わらず、室内にゴミが大量に放置され不潔恐怖とまったく矛盾する生活環境もあります。このような場合、本人を支える家族にも大きく支障がでてくる。巻き込み型の強迫性障害の場合、本人との同居も困難となり、遂には家族が家を出なくてはならない、といった症例もあります。
 
強迫行為、強迫症状は様々な病気において認められる。

 統合失調症、うつ病、不安障害、心気症、強迫性人格障害、摂食障害、発達障害などの人たちの症状にも、強迫性障害に似ている症状を認めることがあります。
又、アルコール依存症などや買い物への依存なども「やめようと思ってもやめられずに繰り返す」という点で強迫症状と似ているため独自の判断は避けた方がよい。

これら依存症の病気と強迫性障害の治療には共通点もありますが異なる点も多い。
さらに、これらの様々な精神疾患が強迫性障害に合併して複雑な精神症状を形成することもあります。
私どもの病院搬送経験からすると、強迫性障害は一部において病識が乏しく、自分が病的と認めない人もいます。

ひきこもりで、言葉が立つ本人も多く、あー言えばこー言ってくる等、言葉では家族も負けてしまうなどで、受診につなげられないといった事例もあります。
強迫性障害は統合失調症との境界例も疑われる症例も多いため、診断については御自分で判断することなく、入院加療も含め専門医師の診察を受けることが重要となります。

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